今回は、就職を考えている学部3年, 修士1年を対象に、冬の就活の進め方を解説していきます。(本記事には個人的見解が含まれます)(2021年12月時点)
この時期の就活の進み方は、人によって大分違うので、興味のある項目から見てみましょう。
また、書類の書き方などは、夏休みインターンシップ徹底攻略【学部3年, 修士1年向け】が参考になるかもしれません。
周りではなく、自分
この時期になると、早期選考が少しづつ始まり、周りでも、内定が取れたとの声がちらほら…
3月に卒業する予定で今内定がないなら、焦った方がいいと思います。しかし、学部3年生や修士1年生の人達は、焦ったり、不安にならなくて大丈夫です。
周りが…だから、ではなく、自分がこうしたいから…、自分はこう考えているから…という自分の気持ちや、自分の置かれている状況を整理するところから始めてみましょう。
状況を整理する
就活の進め方は、
- 自分の働きたい職種や行きたい業種
- 自分の置かれている状況
- 就活に使える時間
などによって大きく変わってきます。
例えばですが、留年しそうな状況であれば、就活よりも学業を優先させるべきですし、行きたい業界によっては、今は就活するよりも、ポートフォリオや研究に時間を使う方がいいかもしれません。
そのため、まずは、自分の状況を整理しましょう。
手札を整理する
次に、今自分が持っている手札を確認しましょう。手札としては
- 自分のやってきた学業や研究等
- ポートフォリオ
- 人脈
- 学内推薦
- インターン参加特典の選考優先枠
- 早期選考の情報
などがあると思います。紙やメモ帳などに書いて整理してみると、忘れていたり、あまり意識していなかった手札に気づけるかもしれません。また、学内推薦などの情報は、大学のHPを見たり、教授や先輩に聞いてみましょう。
将来を考える
将来、どのようになりたいか、考えてみましょう。そして、
- 今の状況は、好ましいか?
- 必要な手札は十分か?
を自問自答し、Noであれば、何をすればいいか、考えてみましょう。自分一人で考えても難しい場合は、周りの(特に、就活をしたことがある)人や、就活支援室などに相談してみましょう。
会社選び、どうすればいいの?
こういう人は、どうすればいいでしょうか? 将来を考えるのが難しい場合は、行きたい業種や業界がないか、調べてみましょう。企業のことをあまり知らない場合、検索や合同セミナーを通じて企業を調べることで、やりたいものに出会えるかもしれません。
では、会社を選ぶとき、どうすればいいかを紹介します。
選社軸を決めよう
自分が何を重要視するか決めましょう。
複数ある場合は、AHPで意思決定しよう などを参考にしながら、自分が何を一番優先しているのか、考えてみましょう。
ここで気をつけたいのが、
見た目は休みは多いけど
- 休日も勉強しないとついていけない
- 社内イベントなどが多く、一人の休みを充実させづらい
見た目は給料は高いけど
- みなし残業が基本給に含まれている
- 家賃補助が出ない
などがないか、しっかりチェックすることです。
就活エージェントなどを使っている場合は、勤務時間に勉強会が入っている会社で、みなし残業のない会社で、など、自分の要望を詳しく伝えておきましょう。
このような、数字に表れない内情を知るには、OBに連絡を取るのも手です。
OBがいる企業や、学内のセミナーに出展していた企業から探す
このような企業は、○○大学出身、というだけで加点されるかもしれません。また、大学から近ければ、移動費を節約できますし、研究などで忙しくても、就活を行いやすいですし、OBとのコンタクトも取りやすいです。
学内のセミナーは、講義や研究の合間にふらっと参加できるのも魅力ですね。
スケジュールを考える
ここまでで、自分は今どういう状況で、就活をするにあたり、どのような手が使えるか、整理できたと思います。
ここから、どういうスケジュールで就活を行うかを考えていきましょう。
大まかに流れを考える
例えば、
- 1月は、学内のセミナーや合同セミナーに参加し、今まで見てなかった情報を収集しつつ、テストや研究をこなそう。
- 2月には、インターンシップでもらった特別選考が始まるので、面接対策に時間を使おう。
- 3月からは、早期選考が始まるので、○○と○○の選考に力を入れよう。
- 4月からは、 講義や研究が始まるので、それまでに□□と□□の説明会は聞いておこう。
- 5月のGWまでに内定がなかったら、△△と△△など、応募の数を増やしてみよう。
などです。
スケジュールを作ったら、そこから逆算して、今は何をするべきなのか、考えてみましょう。
また、学内推薦を使う場合は、いつ使うか考えておく必要があります。
まずは一社内定を取る
1社内定が出るだけで、安心できますし、志望度がそこより低い会社の選考は受けなくていいことになります。そうすれば、より志望度の高い会社の選考に集中できますよね。早めの選考に参加できる場合は、是非応募してみましょう。
特に、志望度の高い会社の早期選考の情報は、目ざとくチェックしておくといいです。
いつ辞めるかを決めておこう
就活の辞め時は、人によってまちまちです。使える時間にもよりますが、一番最初に内定をもらったから就活終わり、ではなく、そこよりも志望度が高い企業は○○と○○があるから、そこの選考の結果が分ったら就活を辞めよう、というように、明確な理由を持って就活を辞めるが良いでしょう。
最後に、いつまでに就活を終わらせたいかは大事ですが、それ以上に、行きたいところに行く方が大切、ということを忘れないようにしてください。
冬のインターンシップは?
時間に余裕があれば、参加したほうがよいでしょう。
冬はあまり時間がないので、休日の1dayや短期が中心になると思います。
短期でも、本選考への優先枠を準備してもらえる場合があるので、気になった企業には、積極的に応募してみましょう。
また、独習型のインターンシップに挑戦するのも良いです。
私は、年末年始の期間で、Javaの独習型のインターンに参加しましたが、新しい知識が増え、ポートフォリオにもつながり、いい経験ができました。
年末年始は自分一人だと怠けがちなので、時間が取れる人は、独習型のインターンシップを探して応募してみましょう。
まとめ
ここまで、冬の就活について、雑多に書いてきました。この時期は、説明会、インターンシップ、早期選考など、人によって進み方が全然違うと思います。特に、同時並行で進めていると、何が重要なのか分からなくなるときがあります。そういう時は、自分を見つめなおし、自分が本当はどうしたいか考えてみましょう。そして、そのために、何をすべきか考え、実行していきましょう。
また、ここには書いてなかったけど、○○が知りたい、気になっている、のような要望があれば、気軽にコメントしてください。