就活

夏休みインターンシップ徹底攻略【学部3年, 修士1年向け】

皆さん、インターンシップと聞くと、何を思い浮かべるでしょうか?

大学3回生
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大変そう
大学院生
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就職活動の一環
大学院生
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オンラインでどうやるのか不安
大学3回生
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みんなやってるけど、受からなかったらどうしよう…

様々な不安があると思います。そんな不安を払拭するため、オンラインが主流となったコロナ禍のインターンシップについて解説させていただきます。(本記事には個人的見解が含まれます)(2021年6月時点)

インターンシップの始め方

大学3回生
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6月からインターンシップの応募が解禁されたけど、いつから応募すればいいんだろう…

この答えは、「6月以降であれば、早ければ早いほど良い」です。そして、インターンシップに応募する方法は、めちゃくちゃ簡単です。

  1. マイナビリクナビなどの就職情報サイトに登録する
  2. 気になった企業に応募する
  3. 選考を受ける

基本的にはこの流れです。このあたりの詳しいやり方は、各社のHPを見れば詳しく分かると思います。ここからは、最近まで就活をしていた22卒学生の立場から、さらに踏み込んで解説していきます。

何に応募していいか分からない…

とりあえず、自分が気になっている業界の企業の、3~10日程度のインターンシップに応募しましょう。すると、関連でその業界の別の企業が出てきます。その中で気になったものについても、3~10日程度のコースで応募しましょう。

ところで、インターンシップって何でしょうか?

インターンシップは、学生が企業で実習や研修的なプログラムをもとに就業体験をする制度のことです。インターンシップに参加することによって、自分のやりたいことを見つけたり、業種選びの参考にしたり、企業研究を深めたりすることができます。

プログラムの内容は、文系学生向け、理系学生向けのものや、実践的なもの、業務の一部を体験するものなど、いくつかの種類に分けられます。さらに、長期間にわたって参加する実践的なプログラムでは、給与が与えられたり、学校の単位として認められたりするものもあります。

https://job.mynavi.jp/conts/2023/is_basic/01/#anc01

かみ砕いていうと、インターンシップは、業務を理解してもらうために企業が作った業務の体験版です。(このたとえが分かりにくい人は、試し読みや試着、試食などでイメージしてみてください。)

なので、短すぎると、OPとデモプレイの映像しか見れない、みたいな感じで、会社紹介や業界紹介などの話を聞くだけで終わってしまうことがあります。そのため、短時間で企業のことを知ることができますが、業務を体験したり、社員さんと仲良くなれるチャンスは少ないです。また、1dayのインターンシップは、長期休み以降の土日や、冬休みシーズンでも受けることができるので、まずは他のインターンシップに応募してみて、日程が開いていたら1dayに応募してみましょう。

逆に、長すぎると、その分コストがかかっているので、体験できる人数が減り、高倍率になります。また、他の企業のインターンシップに参加できなくなってしまい、他の企業との比較が難しくなります。一方、長い時間を過ごすので、企業のことを深く知ることができ、社員さんと仲良くなるチャンスが増えます。そのため、長期インターンシップに行く場合、インターンシップをきっかけにこの企業から内定を取るんだ!という強い気持ちをもっていきましょう。

個人的には、5日間のインターンシップが一番コスパがいいと感じています。5日間のインターンシップに複数回参加することができれば、他と同じ条件で比較できるし、自己成長できる可能性が高いです。

オンラインと対面、どっちがいいの?

私は去年、オンラインも対面も両方体験しましたが、どっちにもメリット・デメリットがある、と感じました。

オンラインのメリット・デメリット

オンラインのメリット
  • 移動にかかるお金や時間が無い
  • 研究しながらでもインターンシップに参加できる
  • 休憩時間にちゃんと休憩できる
  • 天候やコロナの影響で日程が変わるリスクが少ない

オンラインのデメリット
  • 会社の雰囲気や環境が分からない
  • やれることが制限される場合がある
  • 通信や音声のトラブルが起こる場合がある
  • 社員や他のインターン生と仲良くなりにくい

対面のメリット・デメリット

対面のメリット
  • 会社の雰囲気や環境が分かる
  • 会社の高度な設備を使うことができる
  • 社員や他のインターン生とコミュニケーションがとりやすい
  • 他の社員が実際に働いている様子を見れる

対面のデメリット
  • 移動に時間やお金がかかる(お金は支給される場合もある)
  • 遠くに行く場合、研究がストップする
  • 休憩時間にほんとにリラックスできない
  • 急にオンラインに変わったり、なくなる可能性がある

じゃあ、何で決めればいいの?

オンラインがいいのか対面がいいのかは、志望する業種や業界によっても変わってきます。なので、オンラインか対面か、という点で判断するよりも、志望度の高さやプログラムの面白さ、自己成長できるかなどで判断した方が、いい判断ができると思います。

でも、どうせ受からないんでしょう?

そんなことはありません。効率的な動きをすれば、複数のインターンシップに簡単に参加することができます。

学内のセミナーに参加し、そこでの選考フローに乗っかる、そのことを志望動機に記入しよう

6月になると、大学内のキャリア支援室や就活支援室が、企業を呼んでセミナーを開催し始めます。これは、かなりコスパがいいです。なぜなら、セミナーに参加している企業は、そこの学生に是非インターンシップに参加して欲しいと考えて、わざわざ大学に来てくれているのです。そのため、独自の選考フローが用意されていたり、早期選考に進める可能性があります。仮になかったとしても、HPや就活サイトを見て応募した他の学生に比べて、セミナーに参加したという事実は有利に働きます。エントリーした理由の欄に「学内セミナーで知った」という欄があるのは(おそらく)このためです。私は、

学内セミナー>就活サイトの合同セミナー

と考えて、学内セミナーに積極的に参加していました。

大企業から一つだけ下げたところを狙おう

インターンシップに沢山応募してるけど全然受からない人は、大企業ばかり受けている傾向があります。そのため、少しランクを下げたところに応募すると、5日間のインターンシップでも簡単に受かったり、先着順の場合や、選考をやっていない場合もあります。また、大企業のインターンシップと違い、少人数で行われることも多く、質問しやすかったり、社員や業務を深く知る機会に恵まれる可能性が高いです。

もちろん、大企業に応募してみるのもありです。ただ、大企業ばかり受けて全滅、インターンシップの予定がない…とならないように、まずは、参加できるインターンシップの数を増やしておきましょう。

絶対に大企業に就職するんだ、と考えている人も、比較するために、中小企業やベンチャー企業を見てみてはいかがでしょうか。

会心のエントリーシートを使いまわそう

複数の企業にエントリーした場合、エントリーシートを複数書くのが大変なのでは…と思うかもしれませんが、そこは気にしなくて大丈夫です。なぜなら、設問のパターンはある程度決まっているからです。例えば、「インターンシップに応募した理由」や、「そこで何をしたいか」、「学生時代力を入れたこと」などです。なので、まずは第一志望の企業に、会心のエントリーシートを作りましょう。これには十分時間をかけてください。そうすれば、その業界の他の企業のエントリーシートは、大体それを使いまわせます。先着の場合もあるので、全く別(どんなふうに問題を拡大解釈しても、エントリーシートの回答を使いまわせない)の質問が複数あり時間がかかる企業よりは、使いまわせる企業に応募しましょう。また、他の業界の企業については、「学生時代力を入れたこと」などが埋まった状態でのスタートになるので、応募理由だけを変更すれば提出できるようになります。

他に、エントリーシートを使いまわすと、面接のときに聞かれる質問を予想しやすくなるという利点もあります。「学生時代力を入れたこと」などは、就活本番でも聞かれるのですが、この段階から何回も話していたおかげで、何も見なくても暗唱できるほどになっていました。

それだけ応募したら、インターンシップの日程がかぶらないの?と疑問に持つ方もいると思います。そこに関しては、あまり深く考えなくて大丈夫です。なぜなら、すべて受かる可能性のほうが低いからです。また、日程が被ってしまった場合、別日に変えてもらうことや、どうしても行けない場合はキャンセルすることも可能です。この意見は、就活セミナーの人が言っていたことので、何か言われたら、その人のせいにしてください()。もちろん、ドタキャンはNGです。他の人が代わりに参加できるよう、参加できないことが分かった時点で、キャンセルの連絡を入れましょう。

SPIが苦手、避けたほうがいい?

SPIがあるからといって、むやみに避けるのはやめましょう。SPIは経験を積むほど解けるようになります。また、SPIでは、使っているSPIのシステムが同じ企業の場合、全く同じ問題が出ることがあります。なので、解けば解くほど、読まなくていい場所が増え、点数を上げることができます。個人的には、就活サイトの模試や、SPIの問題集を解くより、本番の回数をこなす方が効率がいいと考えています。

第一志望の選考にSPIがある場合、最低でも1つ、他の企業の選考を通してSPIを受けておきましょう。初めてSPIを受けるのと、1回受けたことがあるのでは、解くスピードに大きな差が生まれます。

それでも受からない時は…

コロナの影響で、インターンシップに参加するまでのコストは大幅に減少し、より多くの学生がインターンシップに応募するようになりました。そのため、倍率はかなり上がっています。インターンシップ受からなくてつらい、と感じている人は、ガチャだと思って気軽に応募してみてください。応募のストレスや障壁が一気に減ると思います。また、今、インターンシップに落ちても、メンタルが鍛えられたと思いましょう。インターンシップで落ちまくっておけば、就活本番で落ちまくっても、あまり落ち込まずに次に進めることができます。

インターンシップのメリット

ここからは、インターンシップのメリットについて紹介します。

就職活動の一環として

自己成長できる

インターンシップに行けば、たいてい何かのスキルを獲得できます。例えば、私の場合は、

  • 映像系のインターンシップに行き、そこで動画編集の知識を得た → 研究、就活、趣味で活かせた
  • AWSを使った開発のインターンシップに行った → 自分でAWSを契約して Line Chat Bot を自作 成果物をポートフォリオに乗せたり、その経験をエントリーシートや面接で使うことができた
  • メールでの報連相のポイントを学んだ → 教授や企業への連絡時に、何に気を付ければいいか意識できるようになった

などです。余談ですが、このスキルをベースに、冬のインターンシップに参加して、そこでもスキルを獲得したときは、ゲームのスキルツリーを開放してるみたいで楽しかったです。

企業との接点ができる

インターンシップ後のフォロー面談がある場合や、OBやメンターさんをつけてもらえる場合があります。また、早期選考に呼ばれたり、選考フローの一部をパスできることがあるので、就活本番を他の学生より有利に進めることができます。

適性が分かる

インターンシップに参加することで、漠然と抱いていたイメージを明確にさせることができます。この業界は華やかだと思っていたけど実はきつい、みたいなギャップは早めになくしておきましょう。逆に、この業界はあんまり…と思っていたら、自分の得意分野にあってたり、イメージよりも楽しそう、となることも。そのため、できるだけいろいろな業界を見ておくのをお勧めします。

好きなことを仕事に?

このブログを読んで察してる方も多いと思いますが、私はゲームが趣味です。ですが、ゲーム会社のインターンシップに行ったとき、自分はゲームを仕事にするほど好きではないと悟りました。好きなことを仕事にしたいのか、好きなことは趣味でいいのか、早期に見極め、後悔しない選択をしましょう。

それ以外にもお得がいっぱい

単位が出る

これは、大学の制度によっても違いますが、私の大学では、5日間以上のインターンシップに参加し報告書を提出することで、2単位を獲得できました。しっかりと確認しておきましょう。

発表の機会が得られる

グループで何かを作った場合などは、最後に成果発表がある場合が多いです。私の経験だと、学生100人位と人事、営業の偉い方の前で発表する機会がありました。発表資料を作るときに、メンバーや先輩社員から資料作成の技を教えてもらう、発表資料や内容についてフィードバックをもらう、という機会は貴重で、今後の発表で役立ちます

給料がもらえる(ことがある)

現金よりは、ポイントや無料券がもらえることが多いです。私は、一番いい時だと、1日で3000円相当のポイントがもらえました。また、お金以外にも、無料でプログラムのソースコードがもらえたり、企業のサービスのアカウントがもらえたりします。

いいホテルに泊まれる(ことがある)

自分の住んでいる場所から遠い場所にインターンシップに行く場合、企業様が交通費や宿泊費を払ってくれることがあります。(コロナの影響で現地に行く数は減っています)実際に遠方に行った際は、その場所で自分が働けそうか、見極めるようにしましょう。

デメリットはないの?

私は、インターンシップには、デメリットはないと考えています。例えば、インターンシップに参加して、思ったものと違う仕事をしていた、上司が高圧的だった、使っている設備が古かった、などの点から面白くなかった場合、その企業とは早々に見切りをつけれるからです。時間に関しては、夏休み前の時期よりも、就活本番の時期(冬休み明け頃)のほうがカツカツなので、今のうちに見切りをつけれてよかった、とポジティブに捉えましょう。

まとめ

ここまで、インターンシップに応募して受かるための方法や、インターンシップのメリットについてお伝えしました。コロナ渦のインターンシップは大変ですが、一方で、オンラインのため移動にかかるお金や時間が無く、選考にかかるコストも低い、などのメリットも存在します。応募するのが怖い、不安だと感じている人は、インターンシップの応募はガチャだと思い、応募する障壁をなくしましょう。そして、夏休みのインターンシップを最大限に利用して、自己成長や就活本番の足掛かりにしましょう。

(実際にインターンシップに行ったときのポイントなど、要望が多かった場合は、パート2で書き足します。)

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