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記事の価値を上げる考え方

今回は、Blogで記事を書く際に気を付けていることを紹介します。価値の高い記事を作れるようになりましょう。(本記事には個人的見解が含まれます)

記事を書く準備

記事を書け、と言われた時、皆さんは何から始めますか?

初心者
初心者
まずは、投稿画面に移動して…

 

いきなり投稿しようとしても、最後まで書き進めるのは難しいです。基本的には

調べる→整理する→文章化する→修正する

の流れに沿って、記事を書くことになります。それぞれの工程を見ていきましょう。

下調べ

レポートや論文を書くとき、最初に何をしますか? 最初は、教科書や文献を読み始めますよね。Blogを書く際も、まずは文献探しから始めましょう。有名ソフトの導入や、多くの人に馴染み深いものの紹介であれば、多くの記事があります。一方、マイナーなソフトや一部の人しか使わないものであれば、記事は少ないです。ここに、日付の要素を追加し、4つのパターンに分類します。

記事が多く日付が新しい記事が多く日付が古い
記事が少なく日付が新しい記事が少なく日付が古い

  • 記事が多く日付が新しい場合、他との差別化が難しいです。過去にインターンシップについての記事を書きましたが、この時は、自分が学生であり直前までコロナ渦で就活をしていた、という点で差別化しました。このように、自分の立場や視点から書いている人が少なく差別化できそうな場合は、記事を書く価値がありそうです。

  • 記事が少なく日付が新しい場合、そのテーマは今ホットで、記事にも需要がありそうです。参考文献は少ないので自分で構成を考える必要がありますが、他と被ることを気にすることなく自由に書きやすい、とも言えます。

  • 記事が多く日付が古い場合、すでにいい記事が書かれたか、そのソフトやサービスが終了している可能性があります。前者の場合は、いい参考文献を、今の環境で使えるように書き直したり、最近の追加情報を入れたり、別の視点から書くことで、価値のある記事になるでしょう。この場合は、参考文献のいい所をを組み合わせるようなイメージで、自由度はあまり高くありません。

  • 記事が少なく日付が古い場合は、もっといいソフトやサービスがあるのかもしれません。しかし、その記事が必要なターゲットを見つけることができれば、記事にする価値があるでしょう。

もし記事に書くほど情報が集まらなかったとしても、その情報が無駄になることはありません。よかった記事はブックマークしておき、いつでも使えるようにしておきましょう。

ターゲット決定

次に、記事のターゲットを決めましょう。この記事であれば、「今から記事を書く人」がターゲットです。特に、この記事では「私と同じゼミの学生」にまでピントを絞って記事を書いています。この、ピントを絞る作業は、記事を書く上で重要な工程です。

例えば、「今から記事を書く人」の中には、ゲームの記事を書きたい学生、料理や旅行の写真を上げたい主婦、副業で記事を書きたい社会人など、たくさんの人がいます。全員が満足する記事を書こうとしたら、情報が多く、どこが重要なのか分からなくなり、結果として、記事の価値は低くなってしまいます。ピントを絞り誰に向けて書くのかを決めることで、視点がぶれることがなくなり、結果として、他の人にも読みやすい記事を書くことができます。特に、自分の身近な人にピントを絞った方が、その人が欲しい情報をイメージしやすいため、より価値のある記事が書けると思います。

原稿

ターゲットが決まったら、記事に書く前に、一度紙やメモ帳に書きたいことを箇条書きで記入します。私の場合は、単語やエピソードと、その軽い解説をメモに書いています。そして、この書きたいことを分かりやすく伝えるために、スタート・ゴールとその間の大まかな流れを考えます。この流れは仮のものなので、記事を書いているうちに入れ替わったり、書いてないものが入ってくることもあります。それでも、スタート・ゴールを書くことで、本筋から大幅にそれたり、主張がおかしくなるような事態は防げます。

1日寝かせる?

ここまでの全部をやると、結構な時間がかかります。今からこの原稿をもとに記事を書き始めるわけですが、一度休憩をはさみましょう。時間に余裕があれば、1日寝かせるのも手です。一日置くことで、入れておきたいことが新しく思い浮かぶことがあります。一方、一日おくことで、原稿を作っていた時の考えを忘れてしまうこともあります。その辺りは個人差なので、自分に合ったスタイルで記事に取り掛かりましょう。

記事の書き方

ここから先は、原稿や参考文献を頼りに、記事を書いていきます。記事を書く上では、4つの点に注意します。

1つ目は、伝わる文章を書けているか、です。価値のあることを書いていても、日本語がおかしく伝わらなければ意味がありません。何度も読み直して、日本語が正しく読みやすいか、意味が正確に伝わるかを吟味しましょう。文章読本を読む場合は、それを読むだけで満足しないように。

書く力 私たちはこうして文章を磨いた

2つ目は、Blogならではの表現を活かせているか、です。Blogの表現を使って書くことで、伝わりやすい記事を書くことができます。(もちろん、伝わる文章を書けていることが前提です)

Blogをあまり読んだことがない人は、自分の好きなものに関する記事などを読んでみましょう。初めて記事を書く場合は、参考文献にあるようなBlogの書き方を1度読むことをお勧めします。

3つ目は、自分が読みたい記事にすることです。読者は貴重な時間を使って記事を読んでいます。他と比べて、自分の記事のほうが読みやすい、面白い、価値がある、と思えるような記事になるまで、何度も練り直してください。他の記事が優れていて勝てそうにないけど、自分もその話題について書きたい場合は、優れている記事の補完になるような記事を目指して書いています。Blogは自分の考えを整理して、後から思い出すためにも使えます。自分が読みたい、と思える記事を書くことが大切です。

最後に、当たり前ですが、嘘を書いたり、捏造をしてはいけません。真偽が分からない部分は調べ、それで分からなければ記事に載せるのはやめましょう。また、自分個人の考えを、当然のことであるかのように書くのも危険です。私は、自分個人の考えが含まれる記事には、記事のリード文に (本記事には個人的見解が含まれます) と書いています。自分の書いた文章には、大いなる責任が伴います。自分の記事が誤解を招いたり、誰かに不利益を与えることがないか、投稿前に今一度確認してください。

記事を書き終わったら

記事を書き終えたら、自分の記事を推敲していきましょう。

当日中にやる場合

この状態で、誤字や脱字、変な日本語がないかを確認します。次に、画面のビジュアルを整えます。画面内に黒文字だけが並んでいるような場合は、文字の色太さを変えたり、見出しや画像を追加することで、読みやすいように変形します。

文章を書き終わった直後は、疲れていて集中力も落ちているので、このくらいで十分です。

翌日にやること

当日の推敲は適当(あるいはやらない)でも大丈夫です。そのかわり、次の日は丁寧に文章を推敲する必要があります。

まずは、読者として、自分の記事を一から読んでみましょう。分かりにくい、読みにくい部分を修正していきます。修正が終わったら、さらにもう一度読んでみてください。修正したことで、他の部分との繋がりがおかしくなっていかチェックします。

導入系の記事を書いたのであれば、記事+そこに載せているリンクの情報のみで導入ができるようにしましょう。

時間に余裕がある場合は、ここからさらに1日寝かせてもう一度推敲してみましょう。1,2回直した程度では足りない、ということに気づかされるかもしれません。

まとめ

ここまで、記事を書くときに気を付けることについてまとめてきました。最初に触れた通り

調べる→整理する→文章化する→修正する

の流れで記事を書くことになります。この流れに沿って記事を書くことには

  • 記事を書くために色々なことを調べる機会が増える
  • 自分の考えを整理して言語化するのが上手くなる
  • 伝わる文章を書く力がつく
  • 自分の文章を添削する力がつく
  • 自分の興味あることを発信することができる

といったメリットがあります。特に、文章力を上げることは、レポートや論文、ESなど、学生生活の様々な部分で役立ちます。これを読んで少しでもBlogに興味を持った方は、是非、記事を書いてみてください。

また、今回あまり解説できなかったBlogの表現については、次の記事で解説します。

参考文献

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